前回
第54話 自己実現のための人的資本
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人的資本とは
「自分の身体と自分が発揮できる労働力」
のことである。
自分という資本を
労働市場に投入(労働のこと)することで、利益(給料)を得て生活することができる。
これらの行動を簡単にまとめて、
「働くこと」と呼ぶことにしよう。
また
前回
「自己実現」は
「かけがえのない自分になること」と定義した。
ぼくたちは
「働くこと」ことで「自己実現」の土台を手に入れる。
働くことのルール
誰でも、働くことと自己実現することは密接な関係であることには気がついている。
もしその関係に気がついておらず
働くことが、経済合理性のみで考えるとしたら
働き先を選ぶときに
次のようなルールで選ぶだろう。
①収入は多ければいい。
②同じ収入なら安定していた方がいい
以上の2つのみで、働き先を選ぶことになる。
しかし、実際には人的資本を投入するとき人は
もう1つのルールを加えて考える
③同じ収入なら(あるいは収入が少なくても)自己実現できる仕事がいい。
仮に仕事を選ぶときが最初の2つのルールだけなら、利益率の高いビジネスを選べばいいという単純な話になる。
たとえば風俗業は「利益率が高いビジネス」であるのに、はじめる人がほとんどいない。
それは、
風俗業は世間的には"汚れ仕事"とみなされているため、その分野で成功しても自己実現できないからである。
自己実現はキャリアにおける「聖杯」である
「自分探し」なんて言葉ができたのはわりと最近。
江戸時代のように生まれたときから身分が決まっている時代に
「ほんとうの自分がどこかにいる」
などと言ったら、頭がおかしくなったと思われたであろう。
しかし、
いまでは自己実現はキャリアにおける「聖杯」となり、
仕事を通じて自己実現することが人生の目的だとみなされるようになった。
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